iCloud「フォトストリーム」を使ってiPhoneの写真をWinodws PCに保存するやり方
iPhoneの写真をPCに溜めこむ形で保存したいのだが、iPhoneとPCで写真を同期する方法がたくさんあって何がなんだか分からず、いろいろと調べたので覚え書き。同期の種類と方向、それと、単純にiPhoneの写真をPCに移したい場合の便利な設定は以下の通りである。フォトストリームをONにするだけで、ほかは使用しない。ただし後述するように、写真の方向がおかしくなるという問題がある。
写真の同期の種類 | 方向 | 設定 |
---|---|---|
コントロールパネル - フォトストリーム |
iPhoneからPC | ON |
写真のインポート (デバイス接続時の「自動再生」、または手動でのインポート) |
iPhoneからPC | 何もしない |
iTunes - 写真の共有元 |
PCからiPhone | OFF |
フォトストリームの仕様
- フォトストリームに写真が滞留する日数は30日(枚数制限は明記されていない)。
以上はiCloud:フォトストリームに関してよくお問い合わせいただく質問 (FAQ)を読めばだいたい分かる。ただし「フォトストリームから写真が消えてもPCのフォルダ内の写真は残る」ということは読み取れず、Web上のいろんな人のブログを読んでどうやらこういう動きらしいと知った。iCloudのヘルプにも書いてない。超重要な点だと思うのだが…。フォトストリームの仕様が分かりにくいという記事は検索すれば山ほど出てくる。ついでに言うと、1,000枚というのがフォトストリーム自体の上限枚数であるように書いているブログが多いが、Appleの説明を読む限り、あくまでiOSデバイス上だけの話。これも誤解されている点の1つである。
というわけで、フォトストリームの設定だけしておけば写真は粛々とPCに溜まっていく。
Winodows 7の仕様
フォトストリームを使ってPCに写真を落とした場合、エクスプローラやフォトギャラリーで見ると写真の方向がおかしい場合がある。推測だが、WinodowsがExif情報をちゃんと見てくれないためで、ちょっとこれはどうにもできない。写真の整理にはPicasaなどを使った方がいいのかもしれない。ひどい。ちなみにフォトストリームを使わず、フォトギャラリー(エクスプローラでも同じ)のインポート機能を使い、「読み込みの詳細設定」から「読み込み時に回転」を選ぶと、そのExif情報を読み、写真を正しい向きに回転させてから保存してくれる。なんだかすごい無駄を感じる。
古い写真はどうするか
フォトストリームに乗っかっていない写真は別途「写真のインポート」で保存すればよい。フォトストリームのダウンロードフォルダに入れても問題ない。フォトストリームの仕様と合わせるならば、「読み込み時に回転」させないでインポートする。