東京アマデウス管弦楽団 第69回演奏会

東京アマデウス管弦楽団 第69回演奏会
2008年6月22日(日)14時開演 ミューザ川崎シンフォニーホール

指揮:山下一史
チェロ:江口心一 ヴィオラ:中山良夫

小説の『ドン・キホーテ』(セルバンテス)がとても好きで,シュトラウスのこの曲も気に入っている。チェロがドン・キホーテヴィオラサンチョ・パンサの役。どちらもあまりすいすい弾くような印象ではない楽器だが,それがいいのである。オーケストラの巧みな情景描写はシュトラウスの面目躍如といったところだ。そして,ひそかな萌えポイントはバスクラリネット。ときおり出てきては確実に存在感を見せつけて去っていく。語り部のような役どころか。
今日の演奏は金管的には,直管群の地味なうまさがとてもよかったです。全体的には少しバランスがおかしいところもあった。ホルンがだいぶ大きく聞こえた。ホールのせいかも。