「英国王のスピーチ」

西新井にて鑑賞。いい映画でした。原題は“The King's Speech”。Speechは「話すこと」一般を指す語であって,邦題に比べて(当然ながら)より本質的なタイトルである。奥さん役のヘレナ・ボナム=カーターがなんというか,小気味よい演技で好感が持てた。で,だれかに似てると思ったら大竹しのぶだ…。
劇中,ヒトラーの演説を見て「(なんと言っているか)分からない,しかし彼はうまいね」というセリフがあった。ことほどさように「言い方」というのは重要である。日本の政治家もスピーチうまくならないものか。あの,政治家独特のうっとうしいしゃべり方,昭和の遺物って感じで,聞いていてうんざりする。