思考実験:なにも共有できないサイト

最近できてるウェブサービスって動画共有か「ゆるいコミュニケーション」(twitterのような)ばっかりだな。「ヘコみ共有サイト」という変わり種もあるけど(リグレト)。ということで「なにも共有できず,コミュニケーションもできない」サイトというのを考えた。
基本的にはてな匿名ダイアリーみたいなサイトで,でも書いたエントリのURLは完全にランダムで決まる。書き込むと同時にURLが付与されるが,それは本人には知らされない。自分のエントリを一覧できるページもなくて,トップページのみ。そのトップページも,最新のエントリではなく,これまでに投稿された中で「自分のエントリ以外のもの」がランダムに表示される。トップページはログインしないと見られないようになっている。クローズドなので検索もされない。つまり自分のエントリのURL(や,それに対するコメント)を知るのがけっこう難しい。知る方法は (1)サイト内で「他人が自分のエントリを発見し,それに言及して書き込んだエントリ」を偶然見つける (2)サイト外から自分のエントリに言及しているエントリを見つける(偶然見つける,あるいはわざわざ自分の書いた文面を検索する) の2通り。レスが捕捉しにくく,こちらがレスを返しても相手も捕捉しにくい。ああ,ばからしい。
いや,そもそもURLも付与しないというのはどうだ。つまり言及しようとすると文面を引用するしかない。これはもうWeb0.1くらいだな。手紙を瓶に入れて海に流すようだ。つまりボトルレター2.0だ。
ところでtwitter系のサイトは傍から見ていると流れが速くてぜんぜんゆるく見えないのだが。自分のページならそうでもないのかな。私は使っていない。