新聞の話

「新聞は番組欄と近所のスーパーのチラシさえあれば十分」――インターネットでは、新聞に対する評価としてそんな言葉がしばしば聞かれますが、それをそのまま、しかも無料で実現してしまったサービスが登場しました。サービス内容は、毎週金曜日に一週間分のテレビ情報とその地域のチラシがまとめて無料で宅配されるというもので、非常にシンプル。ネットユーザーの間でも注目を集め始めています。

第2のホットペッパーとなるか―リクルートが「チラシと番組欄だけ」を無料配布 - はてなブックマークニュース

これ,以下と対になるな。

[...]新聞紙はもともと大判で扱いにくいので、ページ数が多くなると、大変扱いにくい(捨てるのさえ大変だ)。普通の人の場合、必要なのは、広告欄を含めても、朝刊12ページ、夕刊8ページ程度だろう。
[...]
新聞が果たすべき最重要の機能が見出しだとすると、新聞の全体が、「目次」になってしまってもよいのである。詳細な情報はウェブで提供すればよい。
そうするなら、朝刊・夕刊とも、4ページ程度で十分だろう。重要なニュースがある日だけ、増ページすればよい(ページ数の変動は、技術的に容易ではなかろうが)。発生する重要なニュースの量は日によって異なるにもかかわらず、毎日同じページ数の紙面が制作されるというのは、考えてみれば不思議なことである。

新聞は紙面を4ページに減らし、 ウェブへのポータルに特化すべし|野口悠紀雄が探る デジタル「超」けもの道|ダイヤモンド・オンライン

野口氏の記事はなかなか皮肉っぽいが,「番組欄と近所のスーパーのチラシ」の方こそいらない私としては基本的に賛成だ。生活面と投書欄(この2つはもう完全にウェブに取って代わられたんじゃないか)とかもなくしてコンパクトにしてほしい。値段は下げなくても構わない。ただし記事の内容は新聞にも全文載せてほしいけど。