楊逸『時が滲む朝』(立ち読み)

芥川賞を受賞した楊逸『時が滲む朝』を書籍部で見つけたので立ち読みしてみた。日本語がちょっと……という評が見受けられるが,たしかに少し読んだだけでもそれは分かった。うーん,ぎこちない。
証拠もなく言いっぱなしにするのはアレなので1つだけ,正確な引用ではなくて恐縮だが,こんなのがあった:「○○は立ち上がって,しゃがんでいる△△たちに言った」。こう「立ち上がって,しゃがんで」とくるのは,ん,と引っかかってしまいますね。しかしこういうのを含めてもほかより良かったということ……なのかなあ。